ハリウッド映画界の“大物プロデューサー”ハーヴェイ・ワインスタインにより、セクハラ行為を受けたうえ「女優としてのキャリアをぶっ潰す」などと脅迫的な言葉まで吐かれたと暴露した女優ユマ・サーマン。しかしこれを受け、ワインスタインは広報担当者らを通して「これまでの関係は決して悪くはなかったはずだ」と猛反論した。
女優ユマ・サーマンが『ニューヨーク・タイムズ』の取材に応じ、ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ行為を回顧。「陰部を露出しようとした」「“不愉快な行為”をする彼から、トカゲのように身をくねらせ逃げるしかなかった」と激白し、「他の誰かに同じ行為をしようものなら、あなたはキャリアも名声も家族も失うことになる」と詰め寄った際には逆に「おまえの女優としてのキャリアを潰してやる」などと脅されたと明かした。
しかしこの言い分を知ったワインスタインは、「仲は決して悪くなかったはず」と不愉快に思ったもよう。さっそく広報担当者らを通し、以下のように発表した。
「我々のもとには、ワインスタイン氏とサーマンさんが、何年も非常に強い絆で結ばれていたと示す多くの画像があります。それを『ニューヨーク・タイムズ』が掲載してくだされば良かったのにと思っています。」
「サーマンさんに対して言い寄ったことは、ワインスタイン氏も認めています。25年前にイングランドで起きたことで、その際にはサーマンさんの気持ちを誤解していたようです。それに先立ち、パリで互いに気があるような行為をしていたせいです。ですがこの件につきワインスタイン氏はすぐに謝罪しており、今も大変後悔しています。またサーマンさんは身体的な攻撃を受けたと主張していますが、事実ではありません。このような話を我々が耳にしたのも、これが初めてです。 」
「サーマンさんに言い寄った際にも、体の接触はありませんでした。ですので(サーマンさんの今回の主張を聞き)ワインスタイン氏は悲しんでおり、『同僚かつ友人と考えてきたサーマンさんが、なぜこのように公に主張するまで25年も待ったのか』と困惑しています。」
またワインスタイン側は「敵とみなされているとは思ってもいなかった」と主張しているもようで、