以下のようなメールが届いたという。
「1月25日の木曜、午後3時頃、2人の生徒が口論を始めたため直ちに警察が制止しました。争いは6秒ほどとされており、1人は鼻を殴られ、もう1人は目を殴られたとのことです。両者は軽傷ですぐに手当てを受けております。家庭教育の権利とプライバシーに関する法(Family Educational Rights and Privacy Act、FERPA)により生徒に対しての処分を公表できませんが、我々は警察の指示に従事する所存です。この件については調査をしていますが、事態を深刻に受け止め、いじめや嫌がらせの報告を受け次第、すぐに監視する方針を予定しております。」
学区事務局からのメールでは“口論”という表現が使われており、少年へのいじめという見方は薄いようだ。しかしながらロザーノさんは、「息子が助けを求めていたのは、理由があるからなんです。生徒の救いを求める声を聞いたなら、それを守ってあげるのが教師ではないでしょうか。それなのに、何の対応もしないなんて」と学校側に憤りを露わにしている。
「息子はADHD(注意欠陥多動性障害)だけでなく、不安症状やうつも抱えています。この事件があってからは、ほとんど眠ることもできなくなったようです。」
少年自身も「気を失ってしまいたかった。怖いし、生きることに恐怖を感じる」とメディアの取材に明かしている。ロザーノさんの投稿には、多くのユーザーらから「体育教師を解雇すべき」「大量の血が出ているじゃないの! 命の危険があったかも知れないのに、どうして学校側は事前に防ごうとしなかったのか」「なんて酷いの。学校側を訴えてやりたいよね」「体育教師は逃げただけ。学校側や行政側も責任を取るべき」「この様子からして、どう見てもただの喧嘩じゃなく暴行だろう」「こういうことが起こっても、揃って知らん顔をする教師や学校の多いこと…情けない」「ここまでする生徒は逮捕されて然るべきでは?」といった声があがっている。
画像は『Kens 5 2018年1月31日付「Mother of child in viral video of bloody fight aftermath speaks out」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)