以前は活動的で生物海洋学を勉強したいという夢を持っていた。退院は未定だが、医師からは感染症や顔の形が崩れるのを防ぐため義眼の使用を勧められており、家族は寄付金サイト「GoFundMe」で今後の医療費や盲導犬確保のための募金を呼び掛けている。
「ケイリーの瞳は美しいアクアグリーンでした。娘から義眼は同じ色で作るように言われています。しかし、そうやって外見は取り繕えても、あの子は一生暗闇の中で過ごさなければいけないと思うと胸が張り裂けそうです。今でもまだ悪夢のようで、現実を直視できない時があります。」
そう語るケイティさんは事故以来、薬物依存の子を持つ親たちとメールでのやり取りを始めたが、問題の深刻さに葛藤する日々という。
「これまで薬物依存のニュースを耳にしても、いつも他人事として受け流していました。まさか自分の家族にこんなことが起こるなんて考えたこともなかったのです。薬物依存者の中には10年~15年間も依存から抜け出せない子供を必死に支えている家族もいます。依存と向き合うことがいかに大変なことか、考えただけでも身震いするほどです。」
「しかしながら、明るいニュースもあります。ここにきて娘は“光”を見出しました。それは“薬物依存の怖さを伝えていく”ということです。娘は自分の犯した過ちを見つめ、過酷な過去の経験を語ることで人生をやり直そうとしているのです。娘は光を失いましたが、私は娘に新しい光をもらいました。彼女は強い人間です。神様が娘に第2の人生を与えてくれたことに深く感謝しています。」
米国国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse)によると、メタンフェタミンなどの薬物は強い興奮作用、ほてり、痙攣、循環器疾患、不眠などをもたらし、非常に依存性が高いという。
画像は『New York Post 2018年2月22日付「Mom says daughter on drugs who gouged own eyes out now blind」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)