「臨時職員に恋をしてしまった」―タイで2週間ほど前、あまりにも優柔不断で身勝手な男による許し難い殺人事件が起きた。殺されたのは婚約者の女性で、2人は挙式を直後に控えていたという。『Bangkok Post』『Coconuts Bangkok』ほかが伝えている。
タイ南部のチュムポーン県で昨年12月19日、国営歯科医院の事務員をしているノンティヤ・クロウジャツラット(Nontiya Krowjatturat)さんという25歳女性が自宅アパートで殺害された。20日、勤務先に出勤しないことから不審に思った関係者が自宅を訪ねたところ、血だらけで倒れているノンティヤさんの銃殺遺体が寝室で発見されたものである。事件の重要参考人とされたのは、ノンティヤさんの婚約者で同24日に挙式を控えていたロナチャイ・パンチャート(Ronnachai Panchart、26)。タイの地方電気事業を担う国営企業「地方配電公社PEA(Provincial Electricity Authority)」に電気工事士として勤務していたが、浮気していることが発覚したためだ。
まもなくノンティヤさん殺害の事実を認めたロナチャイは、動機について「臨時職員の女性を好きになり浮気していた。ノンティヤとの結婚がいやになった。衣服と銃はTha Sae地区の運河に投棄した」などと話したという。またロナチャイと極秘の関係を続けていたナリューモル・チューイソムバット(Nareumol Chueysombat、23)もノンティヤさん殺害計画、