婚約者が浮気をしたと思い込んだ女は、リベンジに婚約者のスタッグ・ドゥ(男性のみの独身最後のパーティ)の資金を持ち逃げした。狡猾な女の真の姿がわかったにもかかわらず婚約者の男性は深い悲しみに暮れ、一方で親族や友人らは怒りを露わにしている。『The Sun』『The Independent』『Daily Star』など複数の英メディアが伝えた。
クリス・マホーンさん(27歳)は、交際して3年になるレイチェル・ドーラン(29歳)と英カンブリア州ホワイトヘヴンで一緒に暮らし、12月には2人の故郷であるクリータームーアで5,000ポンド(約71万円)をかけた挙式の予定をしていた。全てが計画通り順風満帆と思えたが、レイチェルには別の計画があったようだ。
クリスさんのためにスタッグ・ドゥの手配をするからと申し出たレイチェルは、地中海イビサ島での4日間のホリデーを提案し、クリスさんを含む友人30人から3月に1人120ポンドを頭金として集め、7月までに440ポンド(約63,000円)ずつを徴収した。彼らは事前に地元の旅行会社のロゴが入った書類と英格安航空会社「Jet2.com」の搭乗券をレイチェルから手渡されており、旅行当日の9月7日は6時45分のフライトに乗るためリーズ・ブラッドフォード空港へと向かった。
ところがチェックインカウンターで「航空券は無効、搭乗記録にもない」と言われ、一同は困惑した。イビサ島のホテルにも電話をしてみたが、滞在予定のホテルには宿泊予約が無かった。不審に思いクリスさんがレイチェルに電話をすると「間違いない。正真正銘の航空券よ。何なら私が改めて飛行機代を払うわ」と主張したという。
早朝の空港で立ち往生する友人や親族らを前に、クリスさんと父親ダレンさん(48歳)は「ひょっとしてまさか」という疑惑に行き当たった。しかし時既に遅くレイチェルはクリスさんとの電話の後、スタッグ・ドゥ資金の総額13,000ポンド(185万円)を持ち逃げし行方をくらました。レイチェルと親しい人物の話によると、レイチェルは婚約者のクリスさんが浮気をしたと勝手に信じ込んでいたと言い、そのリベンジのために婚約者や友人、親族までをも巻き込み嘘のスタッグ・ドゥ旅行を持ちかけたようだ。