少女への脅迫めいたコメントも数多く見受けられた。さらに複数の英メディアでも取り上げられたため、サリーさんは自分の投稿を削除している。
しかしそれだけでは終わらなかった。3人組のひとりである17歳の少女がサリーさんとメディアに反論し、このように語ったのだ。
「友人らとマクドナルドを出たら、ホームレスの男が近づいて来て『タバコを持ってるか』と聞かれたの。私はタバコを吸わないから代わりに飲み物を買ってあげたけど。でも男はもう1杯欲しがったので、私たちは無視したわ。すると友人の1人に卑猥な言葉を投げかけてきたので、男を追い払うためにNando’sに入って店のスタッフに『ホームレスの男がウザいから注文するふりをさせて』と言うとスタッフは分かってくれた。友人がタバコを吸っていたから私も店の外に出て、3人でその場を立ち去ろうとしたらホームレスの男が出て来て、私たちを『嘘つき!』と言って叫び出した。男は友人の1人に掴みかかってきたので、友人は自己防衛で男を突き飛ばしたわけ。男が不適切な言葉を投げかけてこなければ、食事を奢ってあげたのに。」
この反論にサリーさんと目撃者らは納得せず、3人の少女はホームレス男性を完全に冷やかしていたと主張している。
「私たちが目撃したのはそんな光景じゃない。3人はホームレス男性をからかって撮影していただけじゃないの。彼は凍える寒さの中で座っていたのよ。あなたたちに食べ物を与えてほしくて頼んできたんじゃない。あなたたちの行為は恥ずべき卑劣なものよ。自分たちの行いは巡り巡っていつか自分に帰って来るわ。」
サリーさん以外にこの光景を目撃していた人たちも「正当化して弁解するのは止めろよ。一部始終を見ていたけど、君たちの1人は男性に何かを投げつけていたじゃないか」「あなたたち、ずっと男性を追いかけ続けていたでしょう。男性は逃げようと駅のほうに去って行ったわ。本当に彼が気の毒よ」と非難し、Facebookのコメントにも「もし自分の娘がこんなことしたら、親として子育て失格だと自分を恥ずかしく思うわ」「この3人の親はいったいどういう教育をしているわけ」といった声があがった。
すると少女の姉という人物が「私の親は妹の行動とはなんの関係もない。妹は17歳なんだから自分の意思で行動している」と“大きなお世話だ”といわんばかりの反撃に出た。さらにサリーさんの更新されたFacebookアカウントによると、少女のおばや少女の家族の知り合いとみられる人物からもサリーさんに脅迫めいたメッセージを送っており、ますます非難の声が高まった。サリーさんは後日、Facebookで「嫌がらせにはもううんざり! 私は何も悪いことはしていない。これからも人としてなっていない行為を見たら投稿するわ!」と綴っており、怒りを露わにしている。
このニュースを知った人からは「名前と顔を公にすればいい」「最低な連中だ」「悪いことを理解できる年齢でしている行為だろ。それを弁護する家族も家族だよ。恥を知れ」「他人が苦しんでいる姿を撮影することのなにが面白いんだ」「いつかあんたたち3人もホームレスにならなきゃいいけどね」「しっぺ返しは絶対に来るぞ」「3人がどういうふうに育って来たかが一目瞭然だわ」といった声が寄せられている。
画像は『The Sun 2018年1月4日付「NOT PERI NICE Teenagers ‘take homeless man to Nando’s for a meal but run off laughing leaving him with no food’」(IMAGE: SALLY CUDMORE / FACEBOOK)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)