よくて逮捕、最悪の場合は死を覚悟という非常に危険な行為を人前で繰り広げ、その様子を動画共有サイトに投稿しては悦に入っていた若い男性。そんな彼に神も運も愛想が尽きてしまったのかもしれない。中国でそれは有名だった命知らずの“ルーフトッパー”が、26歳の若さで壮絶な滑落死を遂げたもようだ。
高層ビルの屋上、クレーン、塔、高架橋などに少しでも立てる、またがれる、ぶら下がれる”場所があるとわかると、命綱を着けることなくそこで危険なポーズをとり、写真や動画を『美拍(Meipai)』に投稿していたユーザーのYong Ningさん(本名:Wu Yongning=呉永寧)。聞きなれない言葉だが、SNSではこうした“命知らずの高いところ好き”をルーフトッパー(Rooftopper)と呼ぶ。自分こそが中国初のルーフトッパーだと自負していたYongさんは、究極の1枚を撮るためにどんな危険をも冒していた。
フォロワーからの「すご過ぎる!」「手に汗握る」「ハラハラしてとても見ていられない」といったコメントが彼にとっては何よりの喜びであり、動画は常に高い人気を集めていた。だが彼を支えてきた強い運はついに尽きてしまったのか、残念なことにYongさんは壮絶な滑落死を遂げてしまった。これまで順調に更新されてきた動画投稿がプツッと途絶え、彼に何かあったのではないかと心配していた100万人を超すSNSのフォロワーたち。その状況に耐えきれなかった彼のガールフレンドが8日、微博(ウェイボー/weibo)に「今から1か月前の11月8日、彼は私のもとを、そしてこの世から去っていきました」と綴り、