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writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<舞川あいくインタビュー>「実は撮られるのは苦手です」 写真展のテーマ・台湾は「自分らしくいられる故郷」

モデルでありながら、AIKU名義で写真家としても活動する舞川あいく(29)が、5回目の写真展「瞬間の色~恋」を開催する。今回のテーマは「台湾」。日本生まれ日本育ちでありながら、台湾人の両親を持つ彼女が「私が好きな台湾や私のルーツを見てほしい」と何度も現地に足を運んで撮影した。その舞川からテックインサイトが話を聞いた。モデルとしての意外な一面も垣間見せてくれた。

■友達を撮って喜んでもらうのが好きだった
―まずは舞川さんが写真を始めたきっかけを教えてください。
舞川あいく:昔から撮るのが好きで、学校の休み時間や学校行事のときに使い捨てカメラで友達を撮っていました。写真を友達にあげて「こんな顔していたんだ」と喜んでもらうのが好きでした。誰かの写真を撮るのが好きでしたね。その後はずっと趣味で撮影していたのですが、(専属モデルをしていたファッション誌)『CanCam』で実際にカメラを使って写真を撮って載せる企画があって、その写真がきっかけで仕事につながりました。

モデルで写真家の舞川あいく

■モデルになったきっかけは一枚のプリクラ
―友達の写真を撮るのが好きだった舞川さんが、写真を撮られる立場のモデルのお仕事をするようになったわけですね。
舞川:その当時から写真に撮られるのが得意ではなくて、カメラ目線も向きたくなくて。モデルのお仕事は16歳から始めたのですけど、洋服が好きだったので当時読んでいたファッション雑誌のプレゼントに応募したら編集部から「撮影に来ないか」と言われました。「プリクラを貼ってね」という欄があってプリクラを貼っていたんですね。それで高1のときに友達と一緒に行って撮影してもらったのですが、(雑誌には)友達しか載ってなくて、すごくショックで。「私、可愛くないんだ、太っているんだ」と悔しくてダイエットを始めました。そのあとまた同じ編集部から連絡が来て半信半疑だったのですが、その次の月から(継続して)呼ばれるようになりました。「私がモデル?」みたいな感じで、写真チェックも洋服や「こういうアングルでこういうライティングで撮ったんだ」とずっと気になっていましたね。そういう話をするときが楽しかったです。

実は撮られるのは苦手 舞川あいく

■台湾は私にとっての故郷
―今回の写真展のテーマは「台湾」ですが、ご両親はなぜ日本にいらしたのですか?
舞川:父が日本で働くようになって母が後からついてきた感じです。私は日本で生まれ育ち、小さい頃は夏休みなど時間があれば台湾に帰って1、2か月過ごしました。

―今、台湾に「帰る」とおっしゃっていましたが、台湾が故郷という感覚なのでしょうか?

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