お酒を嗜む人が飲みすぎてついやってしまった失敗談の一つや二つはあるのではないだろうか。このたびアメリカで、酔った勢いのまま立ち寄った店のキッチンに立ち入り料理を楽しんでいる男性のセルフィーがネット上で笑いを巻き起こしている。『ABC News』『New York Post』などが伝えた。
米サウスカロライナ州ウェストコロンビアに住むアレックス・ボーエンさん(Alex Bowen、36)は先月30日午前3時頃、友人らとお酒を楽しんだ後にお腹が空いたため地元のファストフード店「ワッフルハウス」に立ち寄った。
アレックスさんは注文しようとカウンターレジの前に立ったが、10分ほど待っても店員が出てくる気配が無かった。店の外に出て店員を探してみたが見当たらず、またカウンターレジまで戻って来た。
酔っていたことと空腹だったという条件が揃ってしまった故、アレックスさんは大胆にもカウンターレジの向こう側にあるキッチンに侵入してしまったのだ。そしてグリルに熱を通してワッフルハウスの定番メニューである「テキサス・ベーコンチーズステーキサンド」を調理し始めた。
調理中のアレックスさんは、ぐっすり眠っている店員に気付いたという。当時のことを「その店員は、私に気付いて目を覚ますことがありませんでした。そして誰もレストランには来なかったのです」と話している。
アレックスさんは元・米陸軍の医療軍曹というキャリアからか、酔っていても調理後は後片付けをきちんと行っていた。また店を出た後、食事代を支払っていないことに気付き、後ほど戻って来て支払いまで済ませている。
しかし普通に考えるとここまでやってしまった彼の行動は明らかに法に触れるだろうが、それでも彼は調理中にご機嫌な顔でセルフィーを撮り、自身のFacebookに「眠ることが出来なくてワッフルハウスに行ったけど、店員が眠ってたよ」と投稿している。
あまりにも陽気なアレックスさんの投稿には、多くの人から「これは面白い」「この話、私のお気に入りだわ」「これは、これでいい思い出になったんじゃないかな」などと笑いを誘ったことがうかがえるコメントが見受けられた。
そんなアレックスさんのことがSNSで噂になった頃、