サバンナさんのために総出で自宅周辺の飾り付けを行ったのである。
11月29日、病院から戻ったサバンナさんは家族や地元住民らに温かく出迎えられた。少しでもサバンナさんの励みになることを願った住民らの思いやりで少し早めのクリスマスデコレーションが施された自宅回りを、サバンナさんは父親に体を支えられながら馬車に乗って旋回した。そして新たに再現された1階の寝室を見て、とても幸せそうな笑顔を見せていたという。
デイビッドさんは娘が余命わずかであることを涙を滲ませながら、こう語っている。
「サバンナは、数日前のスナップチャットに『もう誰も私のことを気にかけてくれる人なんていない』と投げやりな言葉を綴っていました。娘が笑った顔をしばらく見ていません。それがこうして地域のみなさんが協力して娘のために動いてくれている。これがどんなに意味あることか…。娘は数日か、数週間か…よくもってクリスマスまでだと思います。」
母のバンディ・プリーストさんも「みなさんが娘のために素晴らしいクリスマスの飾り付けをしてくれたおかげで、娘はとても幸せそうでした」と涙ぐんだ。
現在、自宅で緩和ケアの治療を受けているサバンナさんはインタビューでこのように話している。
「私のためにたくさんの人が協力してここまでして下さったことに本当に感謝しています。これが私にとってどんなに特別なことか…。きっとこれが私にとって最後のホリデーとなることでしょう。みなさんの特別な計らいと思いやりには感謝してもしきれません。」
発する声も弱々しく、力を振り絞って話すサバンナさんの感謝の言葉は思わず涙を誘う。このニュースを知った人からは「まだ若く、人生まだまだこれからなのに…あまりにも悲しすぎる」「涙が止まらない」「どうか家族と一緒に幸せなクリスマスを過ごせますように」「治らない病なんて不公平すぎ」「神様、子供の命をこんなふうに奪わないで」といった声があがっている。
画像は『Inside Edition 2017年11月30日付「Christmas Comes Early for Terminally Ill Girl, Thanks to Her Community」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)