エンタがビタミン

writer : tinsight-takazawa

【エンタがビタミン♪】過激な埼玉ディスり漫画『翔んで埼玉』と不動産ショップが、禁断のコラボ 

ギャグ漫画『パタリロ!』の作者である魔夜峰央氏が描いた『翔んで埼玉』という作品がある。これは埼玉県民ならば胸をえぐられるようなセリフ続出の「埼玉ディスり漫画」なのだが、この漫画と埼玉地区のERA LIXIL不動産ショップが“禁断のコラボ”を、埼玉県民の日である11月14日から展開中だ。特設サイトの開設や来店者にオリジナル缶バッジを先着でプレゼントするなどファンにとっては嬉しい内容だが、埼玉県内のショップでこの漫画をフィーチャーするとはなかなかチャレンジングだ。

特設サイト(https://goo.gl/RTJw3h)にアクセスすると、まず「ご存知ない方も多いと思いますが 東京都のとなりに埼玉県という所があります。」という痛烈な文章が表示される。漫画『翔んで埼玉』(作:魔夜峰央)とコラボしているため、そのあとも次々と埼玉を罵倒する言葉が並べられていくのだ。同作は、「この埼玉disマンガがひどい! ひどすぎる!!」とテレビやネット上でも世間を震撼させた問題作。他にも「埼玉から東京に行くには通行手形がいる」「一生に一度は三越に行くのが埼玉県民の夢」などのあり得ないセリフばかり。埼玉県民が気を失いそうな同作だが、2015年12月末に宝島社から単行本として復刊したところ、約3か月で累計55万部に達する勢いを見せた。1982年の執筆当時に埼玉県所沢市に住んでいた作者は、自宅近くに編集長と編集部長が住んでいたため極度のストレスがあったという。作者は「若気の至り」とも語っているが、極度なストレスの影響でこのような過激な内容になったのだろうか。

この問題作と埼玉のERA LIXIL不動産ショップがコラボしているわけだが、特設サイトでは、埼玉で物件を探すもなかなか条件にあった物件を紹介されず諦めかけた主人公とERA LIXIL不動産ショップとの出会いが、魔夜峰央氏の漫画の世界観で展開されていく。「埼玉に住もうと思った自分がバカだったのか…。」「このド田舎の埼玉で!?」など『翔んで埼玉』とコラボしない限りは決して許されないような埼玉への攻撃的なやりとりが繰り広げられ、ファンにとっては一見の価値ありだ。

『翔んで埼玉』と埼玉地区のERA LIXIL不動産ショップのコラボ 特設サイトより

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