「無作為に選ばれた搭乗券にSSSSと印字される」と主張するTSAだが、同じ人物が毎度しつこいチェックを受けているため無作為のはずがないという情報もある。どうもTSAは片道チケットを購入する、あるいはクレジットカードではなく現金で購入する(個人情報の把握を嫌がっているとみなされる)搭乗者をSSSSのリストに入れている可能性が高いというのだ。また中東に頻繁に海外に渡航するというTwitterのユーザー・Touring Tonyさんは、「私がいつもSSSS扱いだよ。もっと自由に旅行を楽しみたいのにまさにハラスメントだね」とつぶやいている。
しかし彼のような人々にも救済策、つまりSSSSリストからの削除を求める方法はある。それは米国国土安全保障省に対して渡航者異議申立てプログラム(Traveler Redress Inquiry Program)の申請手続きを行うこと。テロリストと同姓同名などの理由で危険人物と識別されていた人は、誤解を解いた上でリドレス番号(Redress Number)をもらうと事態は改善されるそうだ。アメリカに旅すると必ず別室で厳しい検査を受けるが何もやましいことはしていないという方は、何らかの誤解が生じている可能性がある。是非とも搭乗券にSの文字が4つ並んでいないか、まずはそちらからチェックしてみて頂きたい。
画像は『Metro 2017年9月21日付「If you find ‘SSSS’ on your boarding pass at airports, good luck getting through customs」(Picture: Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)