韓国出身の男性デュオ「東方神起」（ユンホ、チャンミン）が21日、都内にて記者会見を開き、約2年ぶりのアーティスト活動の再始動を宣言した。これまでにシングル総売り上げは海外アーティスト歴代1位の約470万枚、アルバム総売り上げは約300万枚の実績を持つ日本でも人気のデュオだけに、多数のマスコミが詰めかけた。「チャンミンと一緒に“東方神起です”と挨拶できて、それが一番嬉しいことです」と語るユンホ。喜びいっぱいの和やかな会見となった。

2015年4月3日に音楽番組『MUSIC STATION』（テレビ朝日）でTV出演したのを最後に、母国での兵役義務のため活動休止に入った東方神起。ユンホは今年4月20日に、チャンミンは3日前に除隊し、2人揃っての活動を再始動させた。

アジア中で活動する東方神起は、各地でしっかりと再始動を宣言したいと希望して、アジア3か国でのプレスツアーを開催。21日には韓国・ソウルで会見してから日本へ、そして翌22日は香港で実施する予定だ。

会見場に颯爽と現れた東方神起は、ユンホが「ひとりよりチャンミンと一緒の方が気持ちいいですね。感無量です」と晴れ晴れとした表情で、チャンミンは「社会に出てきてせめて一日ぐらい休めるのではないかと思ったけど、一日も休めませんでした」とこぼして笑わせながら、「日本の活動の再始動に安心するというか、皆さんの前に立つことができて気持ちいいです」と顔をほころばせた。

2年間の活動休止を経て、再会を果たした2人。ユンホは「やはり10年以上隣にいて活動も一緒だったのに、約2年会わなかったから、一番嬉しかったとき、悲しかったとき、辛かったときに何も言わずに隣にいたチャンミンが、ただ有難いだけでなく、“これが家族じゃないかな”と感じた機会になった。自分もこの2年間でもっと成長して、チャンミンに会いたかった。この瞬間を待っていたんです。（チャンミンの）顔を見たら、今までのチャンミンと似ているのがいい（笑）。雰囲気がもうちょっと大人っぽくなっていた」と述べると、チャンミンがすかさず「ただ老けただけです」と冗談めかして返した。

チャンミンは「ユンホはもともと頼もしかったけど、さらに頼もしくなった。家族の中で頼もしい兄貴みたいな存在で相変わらずいてくれて、ありがとうって言いたいです」「家族やスタッフが周りにいてくれる大切さが重く分かるようになった」と感慨深げ。ただ「ユンホは4か月前から仕事をやり始めているけど、僕はまだ3日目ですから、鏡を見ても髪の短い自分自身に慣れていない」「髪の毛がものすごく短くて、とにかく見た目が自分自身で気まずいというか。今朝も韓国の会見でシャッターの音がすごくていまだに慣れてないです。ちょっと怖いぐらいです」と活動を再開した直後だけにかなり戸惑っているよう。そして「日本語が昔よりしゃべれなくなった。“俺は誰？　ここはどこ？”って感じだよ」と嘆くチャンミンに、ユンホが「俺よりもペラペラだよ」とフォローした。