アシスタントシェフのユズマー・マザーさんは「イシュマエル君がフィッシュフィンガーを注文した時、他の子供たちと同じように自分がどのような食材アレルギーなのかという自覚があると信じていた。これまで彼はフィッシュ・アンド・チップスも食べていたのでまさか魚アレルギーだとは思わず、バッジをつけることも強要していなかった。私たちはシェフから与えられた情報をもとに食事を提供しているが、イシュマエル君がバッジをつけていれば命を救うことができたかも知れない。スタッフは記録ノートを確認すべきだったと思う」と話している。
また、キッチンマネージャーのデボラ・パークさんも「子供たちがどんなアレルギーを持っているかというケアプランを更新しなかった学校側に責任がある」と述べた。学校ではこれまで7人の生徒がアレルギーを持っていることを把握していたが、イシュマエル君の亡き後は57人に増えたようだ。
イシュマエル君以外にも3人の子を同じ学校に通わせている父テシーンさん(38歳)は「息子はサッカーが大好きで、公園で一緒にサッカーをするなど親子の時間を楽しんできました。年齢のわりにはしっかりしていたので、買い物に行くと自分のアレルギーがある食材をチェックすることも忘れませんでした」と涙ながらに語り、学校はエピペンを常備していると主張した。
このニュースを知った人々からは「魚アレルギーだったら、どんな種類の魚でも食べさせるべきではないでしょう。キッチンスタッフもフィッシュフィンガーならOKってどういう感覚してるの。魚だったらダメに決まってるじゃない!」「9歳なら自分で何を食べてはいけないとかわかるはず。親が子供に魚は絶対ダメと言い聞かせておく必要があったと思う。だいたい学校のランチ時間なんてカオスなんだから、深刻なアレルギーを抱える子供は絶対に監視が必要だろう」「でもこれは記録確認を怠った学校側が訴えられるべきだと思う。アレルギーが書かれたバッジだってちゃんとつけることを強要すべきだったのよ」といった声があがっている。
画像は『Mirror 2017年8月21日付「Boy, 9, died after eating fish fingers as inquest hears school canteen staff ignored book listing his allergy」(Image: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)