
わざとトグロを巻くように絞って焼いたチョコレート色のカップケーキは子供たちに大ウケする。「犬のウンチみたい」と言ってゲラゲラ笑いながらもパクパクと食べてくれるのは、もちろん“そこまでは似ていない”から。もしもこれが色も粘り気も実物にソックリであるとしたら…!? タイのバンコクで思わぬスイーツが誕生し、注文が殺到しているそうだ。『Coconuts Bangkok』『Malay Mail Online』など東南アジアの多数のメディアが伝えている。
眉をひそめながら思わず鼻を近づけてしまいそうな問題のスイーツとは、タイ・バンコクのある家庭のキッチンから生まれた“Dog Poop(犬のウンチ)”。口コミで広がったのか、怖いもの見たさあるいは話のタネにと購入するお客さんで店は大繁盛だそうだ。
この商品を生み出したウィライワン・ミー=ニューエンさん(30)は材料を「ゼラチン、ココナッツミルクで、絶妙な色は食用着色料に頼っている」と説明する。本業はOLであったが、数か月前にサイドビジネスとして週末だけスイーツを販売してみたいと考えるようになった。花の形をしたありきたりのスイーツではなく、客のウケを狙うためにも「奇想天外な形」にこだわりながら金型をあれこれ模索していたなか、ふと頭をよぎったのが“犬のウンチ”。それを1本あたり111円で販売することを決めたという。