赤ちゃん誕生の瞬間は、ママだけでなく見守る家族や医師にとってもハラハラ・ワクワクするものだ。このほど米フロリダ州の4児の母が5人目の赤ちゃんを出産したところ、その女児がなんと体重6038gのジャンボベビーであったという。米『ABC News』や英『Independent』などが伝えている。
フロリダ州キーストーン・ハイツに暮らすクリッシー・コービットさんは、5人目の子を5月20日か21日頃に出産する予定だった。しかし予定日より少し早い15日、帝王切開で生まれて来たカーリーちゃんは、分娩室にいた全員を驚かせた。
オレンジ・パーク・メディアカルセンターで、夫ラリーさんに見守られて出産を迎えたクリッシーさんは、カーリーちゃんがお腹から出た瞬間、分娩室に笑い声が響くのを聞いた。スタッフからカーリーちゃんの体重を聞き、生まれたばかりの娘を見せられた時、お腹にいた子がこんなに大きかったのかと信じられない気持ちになったという。
「お腹から幼児が出てきたのかと思ったぐらい」と驚くクリッシーさん同様、ラリーさんも「帝王切開だったので、毛布で腹部を覆っていたし何が起こっているのかわからなかったんですが、医師たちは妻が双子を妊娠しているのかと思ったみたいです。『6kgもあるぞ。もう1人いるのかな?』と医師が言ったのを覚えていますよ」と当時の様子を明かし、次のように語っている。
「頬がぽちゃぽちゃで、とにかくむっちりしていました。もちろんとても可愛いですが、こんな大きな子が生まれるとは思わなかったので、準備してあったオムツが使えないとわかりオムツメーカーの『Pampers』と『Huggies』に連絡して相談しました。」
カーリーちゃんは6月2日に病院で体重をはかったところ、出生時より約113g増えていたそうだ。ラリーさんによると、すでに9か月児の服を着ているというから驚きだ。
大きな赤ちゃんということで広く知られるようになったカーリーちゃんだが、実はクリッシーさんが無事に出産するまでいくつかの困難を乗り越えてきたとラリーさんは話す。
「今から1年前に、台所で油に火がついて火事になったんです。その時、妻は両腕や両脚など体に27%の火傷を負いました。また妊娠中、妻はいつも鉄分値が低く貧血になるので、帝王切開では3回も輸血を必要としました。」