6kgを超える赤ちゃんの誕生ともなれば、その分娩は当然ながら「帝王切開になるだろう」と誰もが思う中、このほどドイツの女性が超ジャンボベビーをなんと自然分娩で出産していたことが分かった。
7月26日、ドイツ・ザクセン州ライプツィヒ(Leipzig)で体重6,010g、身長57.4cmという超ジャンボベビーが誕生。その大きさもさることながら、帝王切開ではなく自然分娩で生まれたことから大きな話題となっている。
「ライプツィヒ大学病院」にて誕生したその赤ちゃんは女の子、名前はJasleenちゃんと名づけられた。ドイツ国内でこれまでに誕生した巨大児は、ベルリンで2011年に誕生した男児の体重約5900gが最高記録であったが、Jasleenちゃんがそれを塗り替えたそうだ。
周産期医学では、8ポンド13オンス(約4kg)を超していると見込まれる赤ちゃんは「胎児性巨大児」として扱われ、母体と赤ちゃんの安全のために普通は帝王切開による出産が選択される。だが今回のケースは驚くことに自然分娩。母子ともに現在の健康状態は良好で、Jasleenちゃんについては少しの間新生児集中治療室で監視が続くもようだ。
このニュースを報じたドイツ紙『Der Spiegel』および英紙『デイリーメール』は、専門家の意見を元に“この子の母親がその診断を下されたかどうかは不明だが、「妊娠性糖尿病」を発症していたために胎児が大きくなりすぎた可能性が高い”などと伝えている。
ちなみに今年3月には、イギリスのカップルに7,006gという驚くような超ジャンボベビーが誕生している。ズッシリとした赤ちゃんに授乳の腕も疲れてしまいそう…!? 何はともあれおめでとうございます!
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)