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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】呪術により腕を切断されたアフリカン・アルビノの子供たち、米国で新たな義手を装着

メラニンの欠乏により体毛や皮膚が白く赤い瞳孔を持って生まれるアルビノ(先天性色素欠乏症)は、世界で2万人に1人の確率で発症するとされるが、アフリカではアルビノの子供たちが黒魔術の犠牲になるという悲劇があとを絶たない。このほど襲われて腕を失ったタンザニアの子供たちが2年ぶりにアメリカを訪れ、義手の交換を行った。『REUTERS』などが伝えている。

世界的に珍しいとされるアルビノ人口は、アフリカ南東部(サブサハラ)に集中しており、タンザニアでは1400人に1人の割合でアルビノが誕生すると言われている。アフリカではアルビノは悪運をもたらすと信じられている一方、彼らの体の一部は黒魔術で幸運を呼ぶ媚薬として使用されるため、高値で取引されているのだ。

エマニュエル・ルテマ君(15歳)は、左腕や右手の指も切断された。また舌をくり抜かれそうになり前歯を失ったために話すことが困難になった。ムゥイングル・メガサ君(14歳)、バラカ・ルサンボ君(7歳)も腕を切断されており、2年前にアメリカで装着してもらった義手で生活していたが、成長したために義手のサイズ交換を5月30日、米フィラデルフィアのシュライナーズ小児病院で行った。

医師によると、非常にシャイで口数も少ない子供たちだったが新たな義手を装着すると笑顔を見せたという。今回、子供たちの治療をサポートしたニューヨークを拠点に活動している非営利慈善団体「グローバル医療救済基金(GMRF)」スタッフのエリッサ・モンタンティさんはこのように話している。

「アルビノの子供たちは優しい魂を持っています。ここに来た時は、彼らは本来あるべき若々しさや尊厳など多くのものを失っていました。我々は子供たちにもう一度それらを取り戻してほしいのです。今回、新しい義手を得たことが子供たちの自信となって、タンザニアに戻ってもきっと強く生きてくれるはずです。」

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