モーニング娘。のヒット曲『恋のダンスサイト』(2000年)で「セクシービーム!」と言えば矢口真里が思い浮かぶ。5月17日放送のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で「矢口真里 説教食らった後にカラオケで『恋のダンスサイト』歌われてもさすがに“セクシービーム”入れづらい説」を検証したところ、想像を超える事態となった。
矢口真里と仲の良い女優の遠野なぎこが「説教」する役を請け負った。もう1人の仕掛け人・ゆしんも加わり、何も知らない矢口と3人でカラオケを楽しむ。ピンク・レディーの『UFO』をノリノリで踊ったりしながら1時間が経過、いよいよ遠野が矢口に「説教」を始める。テレビ番組で「時事ネタ」も言えなければと切り出した遠野は「お勉強不足」とまで指摘し、矢口が「何でそんなこと言われなきゃいけないんですか?」とキレ気味に返した。
そもそも遠野は本当に思っているわけではないので、続ける内容に説得力はない。それでも「いや分からない、それは自分の…」と言い返すが、すでに矢口は「えっ! 何か迷惑かけました?」と聞く耳を持たないほどヒートアップしていた。遠野は「それはスタッフさんの意見だから、あたしじゃなくて」と抑えようとするが、矢口はとうとう「じゃあ私断りますよ! 今日の仕事!」とまで口にする。その後もマジな口喧嘩が続いたというがオンエアされなかった。
口喧嘩がマックスに達した頃、矢口は「私だってやりたくてやってるわけじゃないですよ」と泣き出してしまう。そんな状況でも役割を全うするのが遠野なぎこの凄さだろう。「もういいやっ、あれ入れて『恋のダンスサイト』」とゆしんに頼んで歌い出す。すると歌が「セクシービーム!」のところまで来ても矢口真里は泣き続けるばかりで全く反応しなかったのである。
検証できたためスタッフがネタばらしに登場すると「もう嫌だー!」とさらに号泣する矢口。遠野まで「本当嫌だー」「本当にごめんなさい」と号泣してしまう。矢口はドッキリだと分かり「よかった~」と安堵する一方で「ちょっと待って、これヤバイよー」「遠野さんごめん」と言動を詫びた。遠野も「私、全くそんなこと思ってないからね」と手を握りしめ「本当にごめん」と返して泣きながら抱き合うのだった。
VTRが終わりノリの良いジングルが「1・2・3・4!」と入ると、スタジオで原西孝幸(FUJIWARA)が「1・2・3・4やあれへんがな!」と真顔で突っ込んだ。