3月14日、ミシガン州北西部マーケットでタイセン・ベンツ君(11)が自宅で首を吊っているところを母親のカトリーナ・ゴスさんが発見した。タイセン君は病院に緊急搬送されるも、容態は回復しないまま3週間後の今月4日、生命維持装置が外された。
カトリーナさんによると、タイセン君の自殺の原因となったのは、2歳上のガールフレンド(名前などは明らかにされず)とその友人が冗談で投稿したSNSメッセージだったという。それも「ガールフレンドが自殺した」というもので、タイセン君が本気で受けとめてしまうようなシリアスで手の込んだ内容だったそうだ。タイセン君はメッセージを読んだ後、母親に「僕も死にたい」と漏らしていたという。
「息子は私の知らないところで友達から携帯電話を買っていました。それに13歳のガールフレンドなんて会ったこともないし認めてもいません。なぜ彼女がこんな卑屈な嘘をつき、息子を追いやったのか…。13歳ならやっていいことといけないことの区別がつくはずです。」
カトリーナさんはこう語り、少女が法の下で処罰されることを望んでいた。
そして6日、マーケット警察署の責任者であるマイケル・コーラー氏は「少女が行ったことは電子通信サービスを巧みに利用した悪意あるコンピュータ犯罪である」とし、担当検事がこの少女を正式に起訴する判断を下したことを公表した。
カトリーナさんは子を持つ親に向けて「インターネットは使い方を間違うと非常に危険であるということ、そして命は何物にも代えがたいということを日ごろから子供たちとよく話し合って欲しい」と訴えている。
なお今年3月、米オハイオ州ではある男が恋人を殺害したとして浴槽に血まみれ状態で横たわる女性の写真を投稿し、驚いた家族が警察に通報するもすべてが作り話と判明、カップルは警察に逮捕されていた。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)