マスクをつけた武装集団が、海外に滞在中の自分の部屋に突如侵入したら…。そう考えただけで恐ろしいものだが、そんな事件の被害者にキム・カーダシアンがなってしまった。このほど彼女が人気リアリティ番組『Keeping Up With the Kardashians』の中で事件の様子を語るシーンの一部が公開され、そこでキムは姉妹にこう話している。
「金を出せ。そう要求されたの。私は、お金はまったく持っていないと答えたわ。」
「犯人達は、私を引きずって廊下に出したの。階段の上の部分よ。」
「その時に銃が見えたの、ハッキリとね。」
その時キムは、「逃げるなら今しかない」と咄嗟に考えたという。
「そう。その瞬間、すぐに決意する必要があったわ。走って階段をおりようかと…。背中から撃たれるかもしれない。でも成功して(逃げ切れれば)撃たれないわって。」
それでも「エレベーターが早く開かなければ…」など“最悪の事態”が脳裏に浮かび、キムは逃走を断念するしかなかったもようだ。
「うまく行かなければ、もう駄目って状態。そう、逃げ場のない状況だったのよ。」
その後キムは、なかなか英語の通じない犯人らに宝石類を差し出し命乞いしたとのこと。結果的には怪我もなく、犯人らの逃げた後はすぐにアメリカに帰国している。しかし今もトラウマがひどく、キムはカウンセリングを受けているもようだ。最近は外に出るようになったが控え目で、キムのみならずカーダシアン家全員が自衛に関する意識を高め、とりあえず家の鍵を交換するなどしたそうだ。
派手な暮らしを好み、贅沢三昧のカーダシアン家。そんなイメージが強く特に学べることもない番組だが、今回ばかりはキムの告白により、視聴者の防犯意識が少なからず変化するかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)