海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】床に落ちていた1枚の紙幣 拾った女性が窃盗罪で起訴され犯罪者に(英)

英スタッフォードシャー州ストーク・オン・トレントのブラートンでのこと。ニコル・ベイリー(23歳)は、普段よく行くコンビニエンスストア「One Stop」の床に20ポンド紙幣(約2,800円)が落ちているのを目にした。

ベイリーはそのままお札を自分の懐へしまい、「落とし物」の届け出をしなかった。実はこの20ポンド紙幣、ある男性が店内に設置されたATMから引き出した時に落としたものであり、男性は店のスタッフに「お金を落としたようなのだが見当たらない」と訴えていた。

店のマネージャーが防犯カメラを確認すると、常連客であるベイリーがお金を拾っていたことが判明したため警察へ通報。そしてベイリーは任意で事情聴取を受けることになった。

当初ベイリーはお金を拾ったことを否定していたが、警察が防犯カメラを見せると認めた。ベイリーはこの20ポンド紙幣が男性の落とし物ということを知らなかったそうだが、窃盗罪で起訴され犯罪歴が残るという痛手を負ってしまったのだ。さらに拾った20ポンドよりも高い課徴金175ポンド(約24,000円)の支払いを命じられ、条件付きの釈放となった。

スタッフォードシャー州警察は「誰かが落とした物を拾って自分がキープするというのは犯罪です。お金でも物でも、正直に届け出て落とし主を見つけるように心がけてほしいものです」と話している。

このニュースに対して、人々の意見は様々だ。ある人は自身の経験から「落とし物を拾って届けても、必ずしも持ち主のもとに返されるとは限らない」と言う。他に「大金や高価なものならわかるけど、たかが20ポンド紙幣で…」「持ち主がわかるなら届けてあげればいいだろうけど、わざわざ探すという人もいないと思う」「じゃあ道に落ちている5ペンス(約7円)もいちいち届けなきゃいけないの!? そんなことしている人はいないと思うけど」「せめて20ポンド以上の窃盗を問題にしなさいよ」といった声や「いや、20ポンドでも届けるべきだ」といった正義を主張する声も見受けられる。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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