『ミニオンズ』スタッフが手がける本作には、ヒットソングや名曲が60曲以上も登場する。劇場の再起をかけた支配人・コアラのバスター・ムーンが歌唱コンテストをプロデュースすることになり、さまざまな動物たちがやってくる。失恋したてのパンク・ロッカーのヤマアラシのアッシュや、超ハイテンションなシンガー兼ダンサーのブタのグンターたちだ。
そのブタのグンターの日本語吹き替えを務めたのが、斎藤司だ。斎藤は「どちらかというとブタというよりはカッパ」とおなじみのハゲネタから会場をどっと沸かせ、「8時間の収録時間が2時間で終わるという天才ぶりを発揮した」と自画自賛した。そして自身が歌った「レディー・ガガの『バッド・ロマンス』、相当うまいと思います」と自信をみなぎらせた。
同じく会見に登壇した支配人のコアラの声を務めた内村光良は「あのキャラクターは斎藤君のために作られたような感じがする」と斎藤にぴったりだとして、「もちろん歌はうまいんですけど、(斎藤が)自分のギャグを織り込んでいるところがあって、あれはサービスですね」と話を振った。斎藤は「スタッフに“ぺ”を入れてと言われて、入れてみたんですけど、アメリカから“ぺ”って何だ?って戻されて。What is “Pe?”ですね」と斎藤のギャグに思わぬ確認が入ったことを明かした。しかし「OKが出たということで(アメリカ側に)伝わったと思います」と気を取り直し、「ハリウッドへの第一歩」「今回間違いなくコネクションは作れるかな」とハリウッド進出を夢見ているようだ。
また、本作のストーリーに絡めて「人生が変わったとき」について聞かれた斎藤は、「(自身が優勝してブレイクのきっかけとなった)『M-1』と言いたいところですけど、23歳でハゲてきたとき。人生と頭皮が開けた。あのときですね、間違いなく」と断言。これには、隣で聞いていたヤマアラシのアッシュの声を務めた長澤まさみも大笑いしていた。
同会見には、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守も出席した。ほかに日本語吹き替えキャストとして、歌手のMISIAやスキマスイッチ・大橋卓弥も参加している。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)