エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】マツコ、涙するゲストに「大丈夫だよ…」 “防犯カメラの世界”で感動の展開に

1月24日の放送で取り上げた“家庭用防犯カメラの世界”は「自宅に9台の防犯カメラを付ける男」「職業は売れないナレーター」という木村武文さん(45)をゲストに迎えた。彼にとって防犯カメラは“防犯”のためだけでなく毎日チェックして楽しむ趣味のようなものだ。マツコもそれを聞いて「いろんな人がいますね~」と引き気味だったが、やがてその世界に惹かれていく。

木村さんが終盤で「防犯カメラは家族の素が見える」のテーマを出すと「それって変態性強くない?」と心配するマツコだったが、事態は思わぬ展開となる。

毎日カメラの画像を見ながら「思い出になるモノはバックアップしている」という木村さん。ある日、外出先から愛犬・ココをカメラで見ていると、布団の上にうつ伏せになって後ろ足を伸ばしてくつろいでいるではないか。普段は犬がよくするように丸まっているのだが「後ろ足が伸びてるんですよ、びよーんと」「僕の目の前では見せられない、本当のココ」を発見したというのだ。それにはマツコも「犬ってやっぱり飼い主の前でちょっとカッコつけてるのね」と驚いた。

次の映像は自宅玄関の門の前での光景だった。ここからは自宅でスタッフからインタビューされたVTRにより紹介される。木村さんは親と同居しているが、ぶっきらぼうで口の悪い父親が昔から苦手で「特に親と仲が良い家庭ではない」という。門から出てすぐの路上に映るのはその父親と祖母(父にとって母)による「息子とお母さん」の一コマだ。

父親は祖母をひなたぼっこさせようとしたのだろう。そこには手押し車に乗せた母親が寒くないように、ショールのようなものを一生懸命にかけてあげようとする姿があった。木村さんは「うちの父親ってのはぶっきらぼうで不器用、ましてや誰かの世話をするってのは見たことがない」と語るうちに顔はくしゃくしゃで涙声となる。

それでも彼は「カメラを向けて良い表情を撮ろうと“笑って”というそれとは違う」「意図しない2人の関係が…残るんだろうなって…」「この映像も完全に素の状態」とテーマについて進めるのだった。

そんな自宅でのVTRをスタジオで見て「え…というわけです」という木村さんの頬にも涙が伝う。さらに彼は「実はおばあちゃんはもう亡くなっていて、うちの父親とおばあちゃんのツーショット写真ってないんですよ」「僕にとってはそういう映像って…あんな風に優しい父親って見たことないですし…なんていうんですか…すみません」と続けながら感極まる。

思わぬ感動エピソードにマツコは「いやいや、逆にこんな番組ですみません」と頭を下げ、「良い映像だった本当に。唯一残っているツーショットがお母さんに対する愛情ね」「なんかごめんなさい! 最後のところだけNEWS23とかにねじ込めない!?」とスタッフにアピールして笑わせた。

それで何とか涙をこらえた木村さんが「防犯カメラは究極のアルバム」とまとめようとする。マツコ・デラックスも「そうよね、結局カメラの前では犬ですらああやって作ってるわけだからね」とフォローするが、今にも泣きだしそうな彼を見て「大丈夫だよ…大丈夫だよ」と何度も声をかけ頭をなでるのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

1 2