現地時間13日、退院して間もないカニエ・ウェストが次期大統領ドナルド・トランプ氏を訪問。しばしの対話を終えてトランプ氏やその愛娘イヴァンカさんに見送られ、トランプタワーをあとにした。この日のカニエは、ブロンドに染め上げた髪、黒のトレーナーに黒のズボンというラフな格好で、スーツ姿のトランプ氏と並んでカメラの前に現れた。2人が具体的に何について懇談したのかなどは明かされていない。

ちなみにトランプ氏は記者団に対し「友達なんだ」とコメント。さらに「彼は善良な男だ」「長い間彼を知っているよ」とも語っているが、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワード（VMA）で受賞したテイラー・スウィフトのスピーチをカニエが妨害し騒動になった際は、このようにカニエをメッタ斬っていた。

「あの男の振る舞いは最悪だ。」
「このようなことが二度と起こらぬよう、カニエ発のモノはボイコットする。」

またトランプ氏は「注目を集めたいがために、派手なことをやらかした」とカニエを批判していたのだが、いつしかカニエに対する反感も薄らぎ「友達」と呼ぶ仲になっていたもよう。ちなみにカニエはステージで「大統領選で俺は投票しなかった」「でも投票するならトランプ氏に票を入れていただろう」とコメントし、大勢のファンに大ブーイングを浴びせられた。

アンチの多いこの2人は意気投合したもようで、対談後はハグと握手を交わして別れている。なお、カニエとの不仲を噂される妻キム・カーダシアンは大統領選を前にヒラリー・クリントン氏の支持を表明し、カニエとトランプ氏の会談に同行することもなかった。

（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）