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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ペット犬に徹底したヴィーガン生活をさせる飼い主(英)

ハンプシャー州ゴスポートで暮らすパウラ・ローズさん(41歳)は、パートタイマーとしてカフェで働きながらヴィーガンのパン屋を経営している。今年の初め、自身の食生活を改めようとヴィーガン生活に転身した。

ヴィーガン生活を始めて数か月後のこと、飼い犬であるパタデール・テリアの“トミー”とルーマニアで救助された雑種の“ベラ”(ともに4歳)にも同様のライフスタイルをさせるべきだと気づいたという。

ヴィーガン生活の中で、当初は犬たちに特別な肉屋で購入した生の鶏肉を用意していたパウラさんだったが、次第に肉を与えることが苦痛になってきた。「もうこれ以上続けられない」と思ったパウラさんは、犬のためのヴィーガン生活を色々リサーチしたところ「猫と違って、犬は肉を食べさせる必要はない」ことを知ったという。

そしてパウラさんは2匹の犬に、徐々にフルーツや野菜を増やして与え続けた。「トミーはもともと野菜が好きだったから全く問題なかったの。2週間も経てば2匹ともヴィーガンになっていたわ」と話す。

肉を欲しがることが一切なかったというトミーとベラは、おやつにインゲン豆やニンジンなど歯ごたえのあるものを齧り、また生野菜が大好きでサツマイモ、フルーツ、葉菜類、豆類を好んで食べるそうだ。

パウラさんはヴィーガン生活を始める前、26年間のベジタリアン生活をしていた。そんな彼女は「動物性食品を犬に与えないのは残酷だという人もいるけれど、私は自分の犬のことを良く知っているわ」と言い、ウコンなど免疫効果をアップさせるスパイスを使うなど工夫したヴィーガンメニューを与えている。そのおかげで、2匹の健康状態は良好という。

「最初、ベラを引き取った時は息がとても臭かったの。でも餌にパセリを混ぜてあげると、息が随分マシになったわ。テレビで宣伝しているドッグフードには大量の食品添加物が含まれているし、絶対に犬の体に良くないわ。だから生だけでなく冷凍野菜も使ったりして、前の晩に下ごしらえをしているの。」

ヴィーガン生活を始めて以来、2匹とも健康で動物病院に連れていく必要がないと喜ぶパウラさんだが、RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)のスポークスマンは「犬は本来雑食なので、バランスの摂れた食事で十分に栄養を補ってあげればベジタリアン生活でも大丈夫ですが、ヴィーガン生活をさせることは一般的ではありません。まずは獣医と食事内容をよく話し合って、犬が栄養失調や病気にならないように配慮してあげるべきです」と述べている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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