来年1月に、ついに米大統領に就任するドナルド・トランプ氏。世間はメラニア夫人や息子バロン君もトランプ氏と共にホワイトハウスに越すものとばかり思っていたのだが、バロン君はニューヨークの私立校に通っており今はまだスクールイヤーの中間期とあって、学年末までニューヨークに残る決意を固めたという。
それに誰よりも驚き困惑したのは、同じ学校に通う子供の保護者達であった。というのも“次期大統領の子息”バロン君の学校名はすでに米メディアが伝えており、学校が誘拐事件の現場になる可能性は非常に高くなった。さらに学校内外にバロン君を守るセキュリティスタッフがズラリと並ぶこと、また学校周辺の交通が今以上に混雑することなどを保護者達はとても心配しているというのだ。ある教育委員会のメンバーは、『Vanity Fair』の取材に応じこう話している。
「セキュリティにつき神経を高ぶらせている保護者もいます。学校の方針についても非常に心配しておられるようです。」
しかしトランプ氏の代理人は、このように語っているという。
「トランプ夫妻はどこの親とも変わりません。10歳の子供をスクールイヤーの中間期に学校から切り離すことを、夫妻は心配しているのです。」
かつてはメラニア夫人もホワイトハウスへの引越しに前向きで「息子にも心配しないでと言ってあります」「新しい学校に行けば新しい友達ができる。全てが新たなチャンスなのです」と語っていたが、いざ息子の転校が現実的になると急に心配になったもよう。
だが今後、バロン君の通う学校にはセキュリティチームが配属されるはずで、教育の現場の周辺がものものしい雰囲気になることは避けられそうにない。しかも保護者の中には少なからずアンチ・トランプがいるというから、バロン君にとって学校が“居心地の悪い場”になる可能性もある。トランプ夫妻、そして他の保護者達の全員が「子供のため一番良い教育環境を」と強く望んでいるが、それぞれの思いは複雑だ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)