当時、アシュリー・ハット被告(24)とその恋人リーロイ・マカイバー被告(25)は、ワシントンのスパナウェイにあるネズミの糞が散らばる自宅で、6歳と4歳、2歳の我が子3人にヘロインを注射していた。この事実は昨年5月から11月の捜査で判明している。
児童保護サービス(CPS)スタッフは、3人の子供のうち2人の体にヘロイン依存者に見られるアザや擦り傷があることに気付いた。検査結果で、3人のうち2人の体内にごく微量のヘロインが検出されたという。
6歳の長男はCPSに「ママは、気分がよくなるお薬だと言って、白いパウダーと水を混ぜて僕と妹、弟に注射していた。注射されると弟と妹は眠るようになった」という発言をしている。そしてその証言を裏付けるかのように、ハット被告の自宅からヘロインの注射器と針が発見されたのだ。
ハット被告とマカイバー被告は、未成年者への規制薬物不法譲渡、第2級児童暴行と児童を危険にさらした罪で起訴されている。しかし2人ともヘロインの常用は認めたものの、起訴内容に関しては否認しているそうだ。
なおマカイバー被告に関しては、3人の子供の生物学上の父親であるかどうかは今のところわかっていない。
隣人はメディアのインタビューに、「あそこの家はしょっちゅう通報を受けて警察が来ていたよ。何をしでかしたのか一回一回知るのが大変なぐらいにね」と普段のハット被告とマカイバー被告の荒れた生活ぶりを語っている。
3人の子供たちは、昨年11月に両被告のもとを離れ、現在は里親の家庭で元気に暮らしているという。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)