映画『Tully(原題)』に出演中のシャーリーズ・セロンが、「いかにも肝っ玉母さん」といったポッテリとしたボディラインを披露した。露出は多くないもののお腹、太腿や腰回りがデップリとしており「約16キロ増量した」とも報じられているが、これが実際に体重を増やした結果なのか、それともボディスーツを着ての肥満化なのかは明らかになっていない。
ちなみにシャーリーズは過去に映画『モンスター』に主演するにあたり、14キロ近く体重を増やした。その際はドーナツやポテトチップスを食べまくって体重を増やしたというが、完璧なプロポーションを台無しにすることは苦にならないもようで、当時は役作りについてこのように語っていた。
「役者業が私の仕事だから。(キャラクターに合わせて)容姿を変えるのも仕事のうちだし、私はこういうことが大好きなの。」
美しさとプロポーションの維持は美人女優に欠かせないというが、与えられた役になりきるためなら「そんなことは二の次」と考えているシャーリーズ。しかし俳優には思い切ったことをする人達も多く、シルヴェスター・スタローンに至っては『ロッキー』シリーズの撮影で「本気でボコボコにしてくれ」と共演者に懇願。その結果、血圧が急上昇し病院送りとなり「交通事故にあった患者に匹敵するダメージを受けている」と言われてしまったこともあった。またニコラス・ケイジは映画『バーディ』でベトナムからの帰還兵を演じているが、その際「帰還兵の痛みを体感しなくては」と麻酔を使わずに歯を2本抜いたという。また顔を包帯でグルグル巻きにして5週間過ごし、人々の冷たい視線にわざわざ晒されたというからその役者魂たるや凄まじい。
ファンは何気なく映画を鑑賞しているが、実は多くの役者がキャラクターになりきるべく、リアルな映像を見せるべく、時には体を張ってまで様々な努力を続けているのだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)