米カリフォルニア州サンフランシスコ近郊の町で、このほど全長2メートル超のビルマニシキヘビが発見され、人々を仰天させている。場所はなんと小中学校のすぐそばで、「被害が出なくてよかった」とPTAもホッとしているところだ。
サンフランシスコ市の南に位置し、そこに通勤する人々が多数暮らしている米カリフォルニア州サンマテオ郡。5日、「Pescadero Elementary and Middle School」という小中学校のすぐそばにある駐車場で、巨大なビルマニシキヘビ(英名:Burmese python=バーミーズ・パイソン)が捕獲され住民を震撼させた。
女性の声で「駐車場の車の下に大きなヘビが潜んでいる」との通報があり、2名の郡保安官が現場に急行。捕獲されたヘビはプラスチック製の箱へ入れられ、「Peninsula Humane Society & SPCA」というアニマルシェルターに持ち込まれた。体長は2.13メートル、体重は18.1キロと測定されたが、体表に無数の傷を負っているそうだ。
保安当局の広報担当であるレベッカ・ローゼンブラットさんは『San Jose Mercury News』の取材に、アジアの熱帯地域に生息するヘビであることから、そもそも誰かがペットとして飼っていた可能性が高いと指摘。「毒は持っておらず、人間を襲うこともない温厚な種類です。飼い主が名乗り出ない場合は希望者に譲られることになるでしょう」と説明した。ビルマニシキヘビの寿命は20~25年、体長5~7メートルにまで成長するという。
※ 画像はsanfrancisco.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)