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writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】29歳フリーター男性、両親を提訴。「なぜ扶養してくれないんだ」(中国)

29歳になっても、精神年齢は子供の頃のままという中国のその男性。就職活動に本腰を入れず、経済的不満ばかりを漏らす彼は、ついに「なぜ僕を扶養してくれないんだ」と両親を提訴したのであった。

中国・湖南省長沙市に暮らす29歳のKuang Zhengxuanさん。アルバイトで細々と暮らしている彼は、生活に苦しむ中、いつしか経済的支援を渋るようになっていた両親を提訴した。「なぜ僕を扶養してくれないんだ。お金がなくてこんなに不自由しているのに」とただ怒りをぶつけている。

Kuangさんは学校を卒業した時、両親には「木工や理容の資格をとるためにさらに勉強したい」と言い、専門学校へ進学。その後しばらくはそうした仕事をしたが、ある時窃盗罪で捕まり、仕事を追われて一人暮らしへ。そこから完全に寝てばかりの怠惰な生活が始まった。ただし携帯電話だけは片時も手放さない。そんなKuangさんに父は愛想を尽かし、生活費の要求だけが用件という息子の電話を無視するようになった。

これに対し、Kuangさんは自分の姿勢を正そうとせずに「僕を扶養するだけの経済的余裕が両親にはあるのに」と首をかしげるやら怒るやら。現在のアルバイトは美術学校の絵のモデルだというが、「4~5時間も同じポーズをとり続けるのは大変なんだ。僕としてはあまり好きな仕事ではない。たいした収入にもならないし」と愚痴をこぼすばかり。中国のメディアはどこも、こうした問題はZhengxuan家に限ったことではなく、あちこちで勃発していると伝えている。

折しも筆者は先日ある観光地で、中国人観光客の中の小学生と思われる男の子が大変な迷惑行為をやらかした所に居合わせた。「やめなさい」と叱れず、周囲からにらまれた坊やを逆に抱きしめたその両親に唖然としたものである。幼い頃からの過度の甘やかしは精神年齢の成長を妨げ、理想的な巣立ちを阻む。日本人もこれを他人事だと思っていてはいけないはずだ。

※ 画像はcctvnews.cnのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)