古い自宅の取り壊し作業の中で、なんと頭に鉄筋がつき刺さった男性。しかし彼は命を落とすことなく、処置の間にもかろうじて意識を保ち続けた。あまりにも奇跡的だとして話題になっている。
いささかショッキングな画像であるため、このように加工させていただいたことをお許しいただきたい。このほど中国・広西チワン族自治区・楽業県にある病院に、ホーさんと名乗る50歳の男性が頭に鉄筋を刺した状態で運び込まれてきた。古くなった自宅の取り壊し作業を行っていたところ、天井から鉄筋がストンと落ちて来たという。
青く塗りつぶされているのがホーさんの頭部だが、1本の頑丈な鉄筋が彼の右の額、毛の生え際から入り、左耳たぶの手前5cmほどの頬から突き抜けている。取扱いがしやすい長さまで鉄筋を短くした方がよいという指示を受け、多数の医療スタッフ、警察官、救急救命士らが固唾を呑んで見守る中、レスキュー隊員が鉄筋カッターで少し切断したところである。
時々手を動かし、目をうっすらと開けるホーさんに「これは助かりそうだ」と直感するが、何かが刺さったこのような事故ではそれが抜けた、あるいは動いた瞬間にこそ注意が必要ということから、緊張感を弱める者はひとりもいない。困難を極めるであろうこの先の処置と治療については大病院に任せた方がよいとの判断が下され、処置はここでいったん終了。転院先でホーさんの頭部から鉄筋を除去する手術は成功し、順調に回復しているという。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)