中国のある女性にとって、ペットの犬は「目に入れても痛くない」ほどカワイイどころの話ではない。「毛玉を食べてもオイシイ」ほど愛しているそうだ。しかしこれはひょっとして病気…!?
ペットへの愛情もここまで来ると病の部類に入るのではないかという話題が中国から飛び込んできた。黒龍江省在住のWang Jingさん(27)はここ2年間、ペットとして飼っているトイプードル犬“Kuku”の毛を夢中になって食べてきた。
「この子が私のボーイフレンド」と言ってはばからないWangさん。彼女は大学を卒業してごく普通のOLになったが、ペット用ファッションのデザイナーになりたいという夢をあきらめきれず、デザイン会社に転職。そこで大変なストレスを感じるようになり、ほんの好奇心からKukuの毛を剃ってみたところ、意外にも床に落ちていく大量の毛玉に魅せられてしまったそうだ。
いつしか愛するペットの毛玉を食べるようになり、それはあっという間にスナック菓子的な存在になっていったというWangさん。地元メディアの取材を受けた彼女は、「毛玉の塊にして1000ほど食べたかしら。でも最高に美味しいのはお風呂に入ったKukuから自然に抜け落ちた毛ね。舌触りも最高だし、まるでチョコレートのような甘い香りがするのよ」と説明し、これにはさすがに「異食症」を心配する声が続出した。
異食症とは主に毛髪や氷などを食べたくなる症候で、小児では強いストレスから自分の毛髪を抜いて食べたりする。また大人では鉄欠乏性貧血や亜鉛不足が原因となり、氷をむさぼるように食べたりすることもある。ほかに土・紙・壁、粘土などに食欲を示すことも知られている。
※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)