幼児に1日動物園長、1日駅長、1日市長などを体験させるサービスはどこでも大好評。応募者も多数で本人にとっても素晴らしい思い出になる。だが米ミネソタ州のある町では、幼児に1日どころか1年数か月にわたり町長の役をお願いしていた。いったいなぜ…!?
この画像は米メディア『businessinsider.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。昨年5月、ミネソタ州北部のごく小さな町ドーセットで行われた町長選で当選を果たし、ポーズを決めていた時のロバート“ボビー”タフツ君である。多い時でも28人しか人口がいなかったというその町は別に管理者がおり、町長は毎回平和な“クジ引き”で決められていたのだ。
1年3か月にわたる町長体験で、町民と元気にあいさつをかわすなどロバート君はかなりの成長を遂げたもよう。選挙では、1ドルを支払えば同じ人の名前を何度投票してもよいというシステムを採用しているため、もしもこの子が「ボクが3期続投」と言い張れば再選も可能であった。だが地元メディア『KARE11』が伝えているところによれば、ロバート君は「ボクはもう十分楽しんだから次の人にバトンタッチだね」と言い、今月3日に『Taste of Dorset』のお祭りにあわせて行われた新町長選挙には参加しなかったそうだ。
ロバート君が打ち出した“フードピラミッド政策”において、もっとも重要な食べ物は「アイスクリーム」。だが誰からも愛されているこの子が慈善活動団体の寄付金集めに協力すると、人々が笑顔でお金を投じてくれたという。ちなみに新しい町長に選ばれたのはエリック・ミューラー君、16歳だそうだ。
※ 画像はbusinessinsider.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)