米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】NASAの科学者ら、「宇宙人はいる。20年以内に明らかに」との見解で一致。

果てしなく広がる宇宙に、空気、水、生命体を持つ星がこの地球だけであるはずはない。そんな信念のもと宇宙の調査を遠くへ、遠くへと進めている米航空宇宙局(NASA)の科学者らが、異口同音に「地球以外にも間違いなく生命が宿っている星がある」と述べたとして話題になっている。

エイリアンを乗せたUFOが飛来と言ってもそうそう飛びつかないが、米航空宇宙局(NASA)が「地球と非常によく似た惑星を発見」と報じると大きな興奮を覚える。決定打となるような画像や映像の出現に期待は膨らむばかりだ。そのような中、NASAはこのたび開かれた会合に参加した科学者らの一致した見解だとして、「地球以外にも生命体が宿っている星は必ずある。20年もすれば明らかになるだろう」と発表した。

米メリーランド州のジョンズ・ホプキンス大学に設立されたSTScIこと「宇宙望遠鏡科学研究所」のマット・マウンテン博士は、「この果てしない宇宙に生命体は自分たちだけと思うと寂しいものがありますが、もはやそれは違います。他の星にも我々のような仲間がきっといます」と述べ、天文物理・科学のエキスパートであるマサチューセッツ工科大学のサラ・シーガー教授が、「近い将来、夜星を指さして“地球にそっくりな星はあれ”なんて会話する日が来るでしょう」と添えた。太陽系外惑星の調査研究がどんどん進められている今、NASAの天文学者ケヴィン・ハンド博士も「あと20年もすれば、この宇宙に生きているのが地球人だけではないことを確信することになるでしょう」と力説したという。

ちなみにNASAは1976年にロボット探査機バイキング1号、2号を火星に送り込んでいたが、そのデータをもとに「火星の土壌には微生物が存在する」と最近になって発表。当時は栄養素と放射性炭素原子を含んだ水をバイキングが採取した土壌に加えるLR実験などが行われるも、結果が安定しなかったとし、今回は数学的な「クラスター解析」手法で生物・非生物に分類して解析が行われた。

また昨年12月には、NASAの火星研究チーム“マーズ・サイエンス・ラボラトリー”が、「36億年ほど前の火星に最大幅50kmほどの湖が存在した形跡を発見」と発表。過去には水があり、生命が宿る環境が整っていたとみる近年の学説を確固たるものにした。こちらの写真は火星に送りこまれ、表面を走り続ける無人探査車「キュリオシティ(Curiosity)」が送ってきた画像データをNASAが公開したもの。「ゲール・クレーター(Gale Crater)」という火星の巨大クレーター内にある、「イエローナイフ・ベイ(Yellowknife Bay)」というポイントの深さ5メートルほどの窪みである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)