中国人がこの手のジョークが大好きな国民だったとは意外。また何事においても当局とやらがうるさく、この手のジョークなど許されないはずである。しかし今、中国の上海ですべてが上下逆さまという家が建てられ、4月のオープンを前に早くも見物客でにぎわっている。
こちらの画像は14日に英紙『デイリー・ミラー』電子版が報じた記事のスクリーンショットである。まるで地面に屋根が突き刺さったかのようなこの家は、建築家の奇抜な発想により床、天井、家具、階段、電灯、すべて天地が逆転している。部屋は3つで2階の窓が玄関になるといい、現在は庭を造っている最中である。
こんな変わった家が観光スポットとして建てられたのは、中国は上海のFengting Ancient Townという古風な町並みを売りにしている観光地。訪問者が思わずめまいを起こしてしまいそうな、危なっかしい姿形で4月のオープンを待つばかりとなっているそうだ。
実はこの家の第一号は、2008年にドイツ北部のウーゼドム島に建てられた。続いて第二号が昨年ポーランドに建てられ、「6時間ここで真っ逆さまの暮らしを味わってみよう!」といった体験型の人気観光スポットとなっているという。社会活動家のDaniel Czapiewski氏は、「これは“Die Welt steht Kopf”というプロジェクトの一環です。人々は地球を粗末にしている。地球が怒るとこんなことになりますよ、と警鐘を鳴らしたいのです」と説明している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)