昨年12月、長いこと才色兼備と称えられてきた元女性検事のリサ・ウィラードソンさんが急逝した。評判の悪い裁判官とのスキャンダラスなラブライフゆえ、その死については疑問の声も多々あがっていた中、このたび司法解剖の結果が明らかにされたが…!?
ラスベガスに隣接するネバダ州クラーク郡ヘンダーソンで昨年12月26日、リサ・ウィラードソンさん(写真・右=享年45)という元女性検事が自宅で急逝した。家庭裁判所の裁判官であるスティーブン・ジョーンズ氏(写真・左)との恋愛関係を続け、法曹界に身をおく者としてのモラルに欠くスキャンダラスな男女と非難される中での不幸な出来事であった。
2人の関係が明らかになった2011年12月、ウィラードソンさんは検事の辞職を迫られた。またジョーンズ氏については、ウィラードソンさんの子供が手厚い福祉のサービスを受けられるよう融通を利かせたことをはじめ、職務上の特権を利用してのいくつかの不祥事が見つかり、公聴会には何十人もの証言者が登場して同氏を断罪。ネバダ州司法規律委員会は同氏を2014年2月から3か月間の停職処分と決定したが、その直後にウィラードソンさんが死亡。人々は自殺ではないかと噂した。
だが、このほど発表されたウィラードソンさんの検死結果は、4種類の抗不安薬と睡眠薬を過剰に摂取したことによる偶発的な薬物中毒死というもの。遺書も見つかっておらず、遺体に自殺や他殺をほのめかすような手掛かりは確認されなかったという。
遺体の第一発見者はそのジョーンズ氏。その日も、自分の子供たちを連れてユタ州での3日間のバカンスから戻ってすぐに彼女の自宅に向かったのであった。ウィラードソンさんの代理人は「彼女には自殺願望などまったく感じられなかったため、自殺説が鎮火することにまずはひと安心しています。ただ直前まで大変元気で、2011年に検事を辞めさせられたことを不服としていましたから、連邦裁判所では州検察官事務所と徹底的に闘うつもりだと奮い立っていました。そんな時に薬物過剰摂取とは」と動機を解せないとしている。また多くの人々が、この件はこれで幕引きとなるとは思っていない様子だ。
※ 画像はlasvegas.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)