3年以上前の話になるが、オーストラリアである男性の背中にとんでもない柄のタトゥーを彫ったタトゥーアーティストとそのアシスタントが逮捕された。ドラゴン、トラ、陰陽マークを提案しておきながら、巨大な男性自身の絵を彫ったのであった。
豪クイーンズランド州のメディア『The Queensland Times』が伝えているところによると、南東部のイプスウィッチで2010年10月のこと、あるタトゥーアーティストとそのアシスタントが身体に障がいを持つ1人の男性に、「料金は無料でイイから彫ってあげるよ。ドラゴン、トラ、陰陽マークといった力強いタトゥーを彫ると、女たちが“抱かれたい”と思うようになる」と迫った。男性は今、そんなタトゥーをタダで彫ってもらえることに不信感を抱かなかった自分をひたすら悔やんでいる。
男性が背中に彫ってもらうことを同意したのは、陰陽マークとドラゴンであった。しかしタトゥーを彫り終わった後、なぜか男性はそのアーティストと彼のアシスタントから暴行を受け、逃げるように現場を離れている。そして鏡で自分の背中を確かめたところ、そこに彫られていたのは40cmの何とも巨大なペニス。睾丸らしきものの横には誤ったスペルで「僕はゲイです」とあることもわかり、警察に被害届を提出した。
逮捕されたのは、被害者に話を持ちかけたクリストファー・マイケル・ロードと実際にタトゥーを彫ったマシュー・フランシス・ブレイディの2人。ブレイディは2011年から12か月間服役しており現在は保護観察期間中。ロードにもこのたび、3月12日の仮釈放が付いた12か月間の服役が言い渡された。2人は当時酒に酔っており、身体障がい者に暴行を加えたことについては、「女性にレイプをしたから懲らしめてやった」などと供述。これについて被害者の男性は事実無根と否定している。
※ 画像は陰陽マークのイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)