米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】ハリウッドで人気の血まみれ美肌術「バンパイア・フェイスリフト」、ニセ医師の施術で女性死亡。

大人気のキム・カーダシアンをはじめ、女優やモデルといったハリウッドセレブが次々と挑戦中の「バンパイア・フェイスリフト」なる最新の美肌術。カリフォルニア州では、医師の免許を持たずにこうした人気の施術を低料金で行うニセ医師が出現してトラブルが増え、社会問題にもなっている。そのような中でついに死亡事故が起きたようだ。

こちらの画像は、ハリウッドセレブのキム・カーダシアンが姉妹で出演して人気のリアリティ番組、『Kourtney and Kim Take Miami』が昨年3月に放映したシーンのスクリーンショットである。これは「バンパイア・フェイスリフト」と呼ばれる美容施術で、本人の腕から採った血液中の血小板とフィブリン(繊維状タンパク質)を混合し、それを顔面に注入するとコラーゲンが増えてシワが伸びるそうだ。費用も1回あたり約10万円とお手頃で、トップモデルのジゼル・ブンチェンやバー・ラファエリらも同様の写真を公開していることから、ハリウッド界隈の美容形成外科医は次々とこの美容施術をスタートさせている。

しかし同州では医師の免許を持たない者がこうした施術を行う、いわゆるヤミの整形手術がはびこっていることも事実。トラブルが発生しては摘発されるというイタチごっこが続いていた。そのような中、カリフォルニア州ロングビーチの「Areli’s Beauty Salon」の中でマッサージサロンを営んでいたサンドラ・ペレス・ゴンザレス(46)が、医師法および薬事法違反の容疑で逮捕された。医師の資格もなく低料金で「バンパイア・フェイスリフト」の施術を行っていた上、ハミレット・スアレスさんという女性客に規制対象薬物を投与し、心臓発作で死亡させたのだ。

警察のその後の調べで、ゴンザレスのサロンが「バンパイア・フェイスリフト」のほかにも、お尻を大きくする手術や唇を厚くする施術を行っているとの広告を出していたことも判明。警察はこのサロンを利用した客からの情報収集に努める一方で、医師の資格を持たないゴンザレスがサロンに無数の医療器具や規制対象の薬物を持っていた経緯についても、厳しく追及するもようだ。

※ 画像はlovethatmag.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)