米メイン州ケネバンクで1月31日、購入してまだ浅いiPhone 5cを中学生の女の子がポケットに入れていたところ、それが突然爆発して第II度の火傷を負っていたことが伝えられ、全米で波紋を広げている。
『Portland Press Herald』が報じているところによれば、米メイン州ケネバンクの「Middle School of the Kennebunks」という中学校の2年生の教室で、母親から買ってもらってまだ2か月というApple社のiPhone 5cが女子生徒のパンツのポケットの中で爆発。少女は病院で火傷の治療を受け、大きな騒ぎとなっている。
少女のiPhoneは現在、この画像の通り膨れ上がっており、画面はいびつ。校長であるジェフ・ロッドマン氏がメディアに対応しており、「女子生徒は14歳。母親の意向により名は伏せます。彼女はフランス語の授業が始まるからとパンツのポケットにiPhoneを入れて着席しましたが、その途端にボンと爆発して煙が発生し、パンツもiPhoneも焼け焦げています」と説明した。
少女は太ももと背中に第II度熱傷を負っており、同州ビデフォードの「Southern Maine Health Care病院」で治療を受けたが、教師が毛布で彼女の下半身を包んでくれたものの、皆の前で焼けたパンツを脱ぐことを余儀なくされたこともひどい苦痛であった様子。母親もショックを隠せずにいるという。また愛用者が多く、特に購入後間もないiPhoneの爆発という事態を重く見て、消防本部ばかりか学校もロッドマン氏の名でApple社に徹底した原因究明を求めたいと陳情。同社のiPhoneの修理にあたっているポートランド州の「TechPort」社がその対応に追われているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)