著書の数々がベストセラーとなり、ハリウッドで映画化され、ピューリッツァー賞やアカデミー賞ほか素晴らしい受賞歴を誇るアメリカの有名作家コーマック・マッカーシー。彼の元妻がこのほど交際相手を銃で脅したために逮捕された。
1992年の著書『すべての美しい馬』が大ベストセラーとなり、作品はその後マット・デイモンやペネロペ・クルスといった豪華キャストで映画化され、世界的にも知名度を高めた米国人作家のコーマック・マッカーシー氏(80)。2000年になるとその執筆活動にはますます磨きがかかり、最近では「ノーベル文学賞の有力候補」との呼び声も高い。
そんなマッカーシー氏の2006年に離婚した妻で、ニューメキシコ州の家で暮らしているジェニファー・マッカーシー(48)が4日午前、交際中の男性に対するDV事件を起こしてサンタフェ署に逮捕された。しかし500ドルの保釈金を支払い、5日には留置場から解き放たれたことを米紙『NYデイリーニューズ』が伝えている。
その時、まだ日の高いうちから白のランジェリー1枚でボーイフレンドをベッドにいざなったというジェニファー。なんと陰部にスミス&ウェッソンの銃を隠し持っており、行為が始まると「私とあなた、どちらがクレイジーかしら」と問いかけながらボーイフレンドの頭に銃口を突きつけたという。彼が慌ててその銃をひったくったために大事には至っていない。2人は直前に「UFOは、宇宙人は…」をテーマに激論を交わしており、ジェニファーはかなり感情を荒らげていたため、これが殺害を思い立った動機ではないかと見られている。
なおコーマック・マッカーシー氏については、2005年の作品である『血と暴力の国』も『ノーカントリー(邦題)』というタイトルで映画化されており、トミー・リー・ジョーンズとハビエル・バルデムが主演。第80回アカデミー賞の作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞に輝いた。また2006年の作品『ザ・ロード』もピューリッツァー賞に輝くなど、大変なる功績を誇っている。32歳年下のジェニファーとは1998に結婚し、一男をもうけるも結婚8年で離婚していた。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)