このほどニュージーランドのケーキ店が、「注文に来た客にムカついた」との理由で、大事な婚約披露パーティの席に“クソ喰らえ!”のカードを添えたとんでもないシェープのケーキを送り届け、「ただのユーモアだ」と主張。大変な物議を醸している。
店員が気分屋で、虫の居所が悪い時には愛想よく接客が出来ないとしたら、そういう店員を雇っている店の将来性はあまり明るいとは言えないだろう。中には、「頭に来たからこの注文に対して嫌がらせをしてやるか」と考える不心得者もいるようだ。ニュージーランドのインバーカーギルにある「Oh Cakes」というケーキ店は、昨年12月20日に開かれたあるカップルの婚約披露パーティのためにとケーキの注文をその親類から受けたが、あまりにも不愉快な品を届けてパーティの雰囲気を台無しにしてしまった。
「Eat Sxxt! (クソ喰らえ!)」
こう書かれたフラッグがトップに刺さっているそのケーキ。肝心のケーキはその文字の通り色はこげ茶色でシェープはまさかの大便である。親しい人々に婚約を祝ってもらう席にこのようなケーキが届き、ひどく動揺してしまった何の罪もないミカエラ・ハリスさんという女性。彼女の妹はその写真を添え、Facebookで「Oh Cakes」を強烈に批判。店は今、大変なバッシングにさらされている。
ケーキを作ったのは「Oh Cakes」のエマ・マクドナルドさん。しかし彼女は『The New Zealand Herald』紙の取材に、「反省なんてしていない。ユーモアとして受け止めてもらわなくては。しかも責める相手は私ではなく、ケーキを注文しに来た親類でしょうに」と主張。Facebookには「その注文のせいで私はミーティングの時間を変更させられた。しかもその人はどんなケーキが希望なのかアイデアをはっきりと言わなかったのよ。だからこんなことになったわけ。いい勉強になったんじゃない?」などと呆れたことを綴っている。
この件については、なんとインバーカーギル町長のティム・シャドボルト氏も黙っていなかった。「これをユーモアの範囲とみなすことは難しい。ユーモアは時に人を不愉快にさせることがあることを理解して欲しいものです」と同紙に語っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)