米サウスカロライナ州でこのほど、家に手ぶらで帰宅した夫が妻に鈍器で激しく殴られるという家庭内暴力事件が起きた。よりによってその日はクリスマス、家で待つ妻の気持ちを夫が察していなかったばかりに起きた悲劇であった。
今月25日、米サウスカロライナ州ノースチャールストンのある家で、外出先から帰宅した41歳の夫。玄関に出迎えた妻は、夫が手ぶらであることに気づき、いきなりセラミック製のリスの置物を握りしめて夫の頭、肩、胸などを激しく殴打し、重傷を負わせたことを『NBC News』が伝えている。
「夫が玄関で転んで頭を強打した」との通報により駆けつけたチャールストン郡保安局の保安官であったが、妻のヘレン・アン・ウィリアムズ(44)の手や着衣にも不自然な血痕があることを追及。返答に詰まったところで、ヘレンは夫に対する暴行容疑で逮捕された。
取り調べに対し、ヘレンは「24日はお店が早くしまっちゃってビールを買いそこねたの。25日に夫はあるビールラン・イベントに参加して、自分だけはビールをたらふく飲んでいたのに、私には1本も買ってこなかった」と夫への不満を爆発させた。27日には身柄を拘置所に送られたが、弁護士が見つかっていないもようだ。
2人は長いこと事実婚夫婦であり、正式な入籍はしていない。夫は大量の出血があったものの命だけは取り留めており、警察には「とにかくキレやすい女でした。私が手ぶらで帰ったことがよほど気に食わなかったのでしょう」と嘆いている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)