多くの女性にとって人生で最も幸せなのは、愛する人からプロポーズの言葉を聞いた瞬間であろう。そんな女心を知っていたのだろうか。ある警察官が留置場に拘留された逃走犯のプロポーズに一役買った。

今月13日のこと、米オクラホマ州エルクシティの公園でジャスティン・ハレルという男が逮捕された。ハレルは、2つの州にまたがり偽造小切手により換金あるいは売買取引を行った詐欺犯として逮捕令状が下っており、逃走中の身であったのだ。

ハレルはこの時、ガールフレンドとデートしている真っ最中であった。ハレルへの職務質問に続き逮捕状の被疑事実を読み上げる警察官に、彼女の顔は不安でみるみる曇っていく。手錠をかけられて署に連行されたハレルは、留置場へぶち込まれたところで警察官にこう告白した。

「5分間だけ時間をください。あなたにちょっとお話したいことがあります。僕は今日、ガールフレンドにプロポーズする気でした。彼女に結婚して下さいと言ってみたかった。今となればどんな返事が戻ってくるかは不安ですが…。」

これを聞いた警察官は、ハレルに「自分の気持ちをきちんとガールフレンドに伝えた方がいいよ」とその背中を押してやった。こうして留置場に呼ばれた彼女にハレルは求婚し、嬉しいことにその答えは「イエス」。ハレルは警察官に「僕のコートのポケットに指輪が入っているはずです。それを彼女に渡して下さい」とお願いし、婚約は無事成立した。この経緯のすべてを警察は調書に記し、裁判所に提出したという。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）