このほど米ジョージア州の大型DIYショップの女子トイレで、便座に強力接着剤が塗られたことにより使用者が一歩も動けなくなり、救急隊により1時間後にトイレから便座ごと助け出されるという事件が起きた。
先月28日、米ジョージア州バンクス郡にあるホームセンター「Home Depot」の女子トイレで、そこを利用したイリアナ・デ・ラ・キュアさんという40歳の女性が、25分間にわたり「誰か助けて! 便座から立ち上がることができないんです!」と叫び続けた。ようやくその声に気づいた人の通報により救急隊が現場に急行。何者かが便座に強力な瞬間接着剤を塗るという悪質なイタズラが原因であることが判明した。
こちらの画像はジョージア州アトランタのメディア『WSB-TV』が報じたニュースのスクリーンショット。イリアナさんの妹はその救出劇の一部始終を撮影していたが、太ももと便座を無理に剥がそうとした際にはイリアナさんが痛みで絶叫する一幕も。彼女の体を便座ごと救急車に移し、潤滑剤である「WD-40」というスプレーを吹きかけたところ、ついに剥離に成功。所々の皮膚が一緒に剥がれており、イリアナさんは治療のために病院に運ばれた。
救急隊員が男性ばかりであったこともあり、彼女はその後のインタビューで、「1時間ほど座ったままでした。人生であれほど恥ずかしい経験をしたことはありません。犯人はジョークのつもりでしょうが、このようなイタズラは決して許されないことです」と語り、表情をひたすら強張らせていた。警察は監視カメラの映像などを元に怪しい人物の割り出しを急いでいる。
※ 画像はwsbtv.comが報じたニュースのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)