1970年代、『ドラゴン~』シリーズの大ヒットアクション映画を多数世に放つも、若くして他界した伝説の俳優ブルース・リー。彼が映画で着用した黄色のジャンプスーツとヌンチャク、その他の遺品が香港のオークションに出品され、ジャンプスーツが5日に競り落とされたことが分かった。
サンフランシスコのチャイナタウンで生まれ、武術家としてアクション俳優として大活躍したブルース・リー(李小龍)。『燃えよドラゴン』、『ドラゴン怒りの鉄拳』、『ドラゴン危機一発』といった作品により、ヌンチャクとあの「アチョー」の声が世界的なブームとなったことは記憶に新しく、ジェット・リーやジャッキー・チェンにも多大な影響を与えている。
しかしリーは1973年7月、共演女優の自宅で激しい頭痛を訴えた末に32歳にして突然死亡。日本では1973年12月に公開となった『燃えよドラゴン』だが、その時すでに彼はこの世の人ではなく、『ドラゴン危機一発』も同様だ。また1972年秋に撮影されるも彼の急逝により完成し得なかった『死亡遊戯(原題:Game of Death)』は、彼を崇拝するファンの期待に応えて死後5年以上も経った1978年に公開されている(上の画像はYouTubeに投稿されたクリップのスクリーンショット)。
その『死亡遊戯』でリーが着用した黄色のジャンプスーツやヌンチャク、その他の遺品が先週『スピンク』香港支部のオークションに出品され、5日、ジャンプスーツは78万香港ドル(約1023万円)で競り落とされた。これまでの所有者はリーの友人で弟子でもあったTaky Kimuraさん。没後40年という今年になって出品を思い立ったというが、スーツは撮影当時より15cmほど縮んでいることもあり、400万円ほどで競り落とされるのではないかと見られていたが、なんとその倍以上の値がついたことになる。またヌンチャクも54万香港ドル(約710万円)で落札された。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)