世界にはまだまだ未開の土地が、そして「これで整備されたと言えるの？」と首を傾げたくなるような道路が無数ある。ヒマラヤには、ハンドルさばきを誤ったら一巻の終わりという崖っぷちにも道路が作られているようだ。

こちらの画像は、世界の有名冒険家のひとりで「英国山岳会（The Alpine Club）」の現在の会長を務める、ミック・ファウラー氏（Mick Fowler）がFacebookに投稿した動画のスクリーンショット。登山やロッククライミングをこよなく愛する彼は、このほど友人とともにヒマラヤの大変スリリングな道路を車で通過した。

ガードレールすらない勾配とカーブが続くこの道路、約610メートル下には川が流れており、車から時々降り、前方の道路がどうなっているかをドライバーとともに確認しつつ、最徐行をしながらの通行である。ここで2台の車両がすれ違うことは無理。道幅がもう少し広い地点までどちらかがバックするしかないらしく、ドライバーや同乗者はもちろん、冒険家を肩書きとする勇敢なファウラー氏ですら、「これは本当にオッカナイ」を連発させていたようだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）