米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】人気ブランドの布製バッグで登校していた男子中学生、停学処分に。(カンザス州)

米カンザス州アンダーソン郡の公立中学校および教育委員会は今、「通学スタイルの規定」をめぐって生徒たちとおおいにもめているもようだ。そもそも制服がないのであれば、個性的なスタイルや自由なグッズ選びをある程度容認するべきであろうか。

このほど米カンザス州アンダーソン郡の「Anderson County Senior-Junior School」で、13歳の男子生徒があわや退学もという“問題行動”を起こした。それはなんと、「ヴェラ・ブラッドリー(Vera Bradley)」というブランドものの布製バッグで登校していたこと。学校には禁止事項のひとつとして、“ブランドバッグで登校してはならない”という決まりがあったというのだ。

こちらの画像はカンザス州のニュースメディア『kctv5.com』が報じた映像のスクリーンショット。右端に映っているのが、「ヴェラ・ブラッドリー」ブランドらしい華やかで鮮やかな色使いのコットンバッグを、肩に斜めにかけようとしているスカイラー・デイヴィス君である。彼は停学処分により自宅で謹慎を続けており、異なるバッグを用いる気になるまで登校は許されないそうだ。

スカイラー君は新学期が始まってからずっとそのバッグを使用しており、これまで問題は発生していなかった。ところがそれが「ヴェラ・ブラッドリー」のものだと分かった途端、さる6日に教頭から説教をくらったという。「ヴェラ・ブラッドリーは高級ブランドである」と認識する教職員が現われなければ、また“ヴェラ・ブラッドリー風”バッグであれば問題はなかったということになろうか。

「このバッグはとても気に入っているんだ。なぜこれで登校してはいけないのか理解に苦しむよ」と『10News Tampa Bay』に語ったスカイラー君。母親であるレスリー・ウィリスさんは、「これは男女差別です。女子生徒はどんなバッグを持ってきても許されていますよ。気に入っているバッグだからあきらめたくないと息子が言ったら、あっという間に停学を言い渡されたそうです」と話し、学校の処分は不当だとして怒りを隠さない。そんな彼には多くの生徒たちが味方しており、“自分たちはスカイラーの味方だから!”と教職員の車のフロントガラスに大きくイタズラ書きする者も現れている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)