米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】シカゴ国際空港でエスカレーターにワニ。(イリノイ州)

米イリノイ州が誇る巨大な空港「シカゴ・オヘア国際空港」で、エスカレーターの陰に生きたワニがこっそりと隠れていたことがわかった。大きな騒ぎにならなかったのは、まるでオモチャのように可愛く見えたからではないかという。

米イリノイ州シカゴの空の玄関口「シカゴ・オヘア国際空港」。年間利用客数は世界第5位の約6700万人(国際空港評議会・ACI:2012年度による)。これはロサンゼルス国際空港以上という実に巨大な空港である。そのオヘア空港のターミナル3で11月1日、生きたワニが捕獲された。

発見したのはターミナル3を巡回していた空港整備職員の女性。ワニはあるエスカレーターの裏側にジッと動かずにいたという。大きは30cm程度ですぐに空港警察が駆けつけ、ゴミ箱をかぶせて捕獲に成功した。

シカゴ警察署のホセ・エストラーダ氏は3日、「空港は日々何でもありの世界ですからね」と話し、誰かが置いて去った可能性も視野に入れ、いつからそこに棲みついていたのかなど、原因を詳しく調べていると発表。このワニは、なかなか鋭い歯を持っているものの人馴れしていて、この画像の通り警察官らが触ってもまったく平気。「じっとして大人しいので、空港内を歩く人々もワニのオモチャが落ちているくらいにしか見ていなかったのでしょう」とのことである。

現在ワニは「Chicago Herpetological Society(シカゴ爬虫両生類協会)」のもとで世話されている。しかし同協会の会長ジェイソン・フード氏は『CBS News』に、「ワニはかなり弱っています。まずは健康を取り戻すよう手助けして、その後はワニ園のようなふさわしい環境に放すことになると思います」と語っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)