アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】現在4.27m、ギネスの「世界一長い口髭」に今年もインドの50代男性。

ギネスワールドレコーズは、今年もまたインドの50代男性を「世界一長い口髭を持つ男」として認めた。男性は「32年間手塩にかけて育てました。これは私のプライド、人生そのものです」と語り、心底その口髭を気に入っている様子だ。

こちらの写真は、英メディア「Barcroft TV」がYouTubeにて公開した動画のスクリーンショット。ギネスワールドレコーズに「世界一長い口髭(World’s Longest Moustache)」として認定されている、インド・ラージャスターン州のジャイプルに暮らす58歳の男性ラム・シン・チュハン(Ram Singh Chauhan)さんである。

2010年3月にイタリアのローマで左右に広げた髭の長さが4.29mと測定され、見事世界一の座に上り詰めたチュハンさんだが、その記録を塗り替えるほどのヒゲを持った人物は今年も現れなかったもよう。黒々としたその髭を首に巻き、あるいはロープのように扱いながら「私の最高の財産です」とそれは満足気だ。

10代後半から髭を伸ばし始めたが、その頃は無精髭をただ放置していただけだというチュハンさん。しかし1982年に、2メートルを超す髭が自慢の友人から「君もきちんと伸ばしてみたらいい。素晴らしいことだよ」とアドバイスされ、インドに古くから伝わる“髭は男らしさ、プライドの象徴であり尊いもの”という考え方を強く意識するようになったという。

髭を洗うのは10日に1度だというのに、丁寧にオイルマッサージすることにしたチュハンさんは、その甲斐あって1983年の映画『007 オクトパシー』に出演。当初は大反対であった妻のアシャさんも、今ではそのグルーミングに手を貸してくれるといい、「この髭は私が手塩にかけて丁寧に育てたもの。毎日2時間のグルーミングは欠かせません。赤ちゃんに栄養を与えることが必要なのと同じです」と話す。また立派な髭を育てたいという人へのアドバイスは、「ホルモンの量が年々少なくなると髭が伸びるスピードも遅くなりますから、出来るだけ若い時から伸ばし始めることが大事です」とのことである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)